講座への参加やオーディションへの応募を検討されている方へ
絵本業界が活性化するためには新人の活躍が不可欠です。しかし新人が腕を磨く場、編集者に作品を見てもらう場が無さすぎます。そこでえほんみちでは絵本作家養成講座を東京と京都で開講し、絵本オーディションを開催しています。
私たちは理念に掲げたとおり、絵本業界が活性化するためには新人の活躍が不可欠だと考えています。そこでえほんみち絵本作家養成講座を東西で開講し、絵本オーディションを毎年開催しています。講座への参加やオーディションへの応募を検討されている方は是非参考にしてください。
「まるは一路」~えほんみち主宰・早川のあゆみ ~
1983年9月、子どもの本の専門店「クレヨンハウス」が文化的な事業を熱心に行っているのに魅かれ、スタッフになる。
1年目は喫茶部配属。2年目から子どもの本売場に異動し書店員として書店業務を覚えながら、日曜塾という読書会も担当し必死で商品知識を蓄える。
五味太郎さんにクレヨンハウスが大量のサイン本をお願いする時には、早川が車でお宅にお伺いすることがあった。そのご縁で五味さんは早川の事をずっと覚えていてくださる。
1986年12月からクレヨンハウスが出版を始めることになり、出版営業に異動。全国の主要書店の書店員を訪問する業務を述べ15年間続ける。
クレヨンハウスが創刊した月刊「音楽広場」に、新沢としひこさん作詞、中川ひろたかさん作曲のオリジナルソングが連載され、その1年分12曲がおさめられたのが「世界中の子どもたちが」というCD。
中川ひろたかさん、福尾野歩さん、増田裕子さんの3人で結成された「トラや帽子店」は一時期クレヨンハウスの中に事務所があり、早川は彼らのステージに同行してはロビーでCDや楽譜集を販売していた。
新規事業立ち上げのため内勤に異動。その事業が軌道に乗ったのを確認し19年8ヶ月お世話になったクレヨンハウスを退職。2003年5月に、出版社の代わりに書店営業を行う会社「東京ブックサポート」を立ち上げ、延べ20社以上の児童書出版社の仕事を請け負う。時には絵本のラフを拝見し意見を求められたり、タイトルの相談を受けたりした。早川が命名した絵本は今でも出版されている。
中川ひろたかさんが全国のだじゃれの猛者を集めて行ったD1だじゃれグランプリ。その最初の試みとなる2004年11月28日の船橋大会に参加。審判はなんと長谷川義史さんと高畠純さん。
仲間を求めてJPIC読書アドバイザー養成講座を受講し13期終了生となる。2005年から「まるは・おはなし商店」の名で書店を中心に絵本の読みきかせ活動を開始。その時自分に課したルールが三つあった。「出入り自由な場所で読む」「自分が気に入った絵本だけ読む」「手遊びや楽器演奏はしない」。定期的な読みきかせは2014年3月で終えたが、8年間で行った読み聞かせは250ステージ以上。
2007年3月から1年間、こどもの本WAVEの事務局を務める。代表が太田大八さんから和歌山静子さんに代わる。
1年間で様々なイベントを企画したが中でも印象的だったのが2008年3月9日に世田谷文学館で行った 「荒井良二ライブペインティング&座談会」。横12メートルの長さに縫い合わせたキャンバス地に、子どもたちと荒井良二さんが好き勝手に絵を描いてもらい、3時間で仕上げた絵を絵巻物のように披露した。
(2012年春、ボローニヤ・チルドレンズブックフェアに向かう途中、トランジットで荒井良二さんと3時間差し向い)
2014年4月株式会社集文社の代表取締役に就任。
2015年2月、「胎内記憶」の第1人者池川明さん原案の絵本「おなかのなかにいたときはね」を出版。絵は一般に公募し、応募者の中で赤ちゃんの描き方が良かった、いしもりなこさんにお願いした。
2016年9月五味太郎/著『勉強しなければだいじょうぶ改訂版』(集文社/刊)出版。
2017年4月、長谷川義史さんの空色画房に飯野和好さんの原画展を見に行った際、会食にお誘いいただく。右から長谷川義史さん、ブロンズ新社のお二人、フリーの編集者筒井大介さん、飯野和好さん、早川、 カメラマンは青木ひろえさん。
読み聞かせしたい絵本がなかなか増えない状況から「新しい絵本作家に出会いたい」と2015年に始めたのが「えほんみち新人絵本オーディション」。
毎年開催するもなかなか良い作品に出会えなかったが、2019年の第5回でついに新島誠さんの 「かいてけって」がグランプリを獲得、2020年1月集文社より出版。
「絵本はまだまだこんなもんじゃないはず」との思いで書いた「絵本はもっと面白くなる!」を2020年5月に牧野出版より上梓。
佐々木悟朗 / 訳・絵 バニー・トービン / 作詞
エルトン・ジョンの名曲を佐々木悟朗は珠玉の絵本に。
音を楽しみ、絵を楽しむ。
ページをめくるたびに音楽があふれ出す。
えほんみち絵本作家養成講座
新人絵本オーディションの応募作品を拝見していて、絵に比べて文や構成が未熟な作品が多い事がとても気になった。そこでスタートさせたのが「えほんみち絵本作家養成講座」。
この講座は絵本の文や構成を重視した講座とワークショップにより、半年で受講生一人一人が自分にしか描けない絵本を完成させている。2018年からは「関西えほんみち講座」もスタート。
絵本講座や絵本オーディションを通じて数十人の講師をお招きして来た。その結果、現在は以下の3名の方にお願いしている。
講談社絵本新人賞と白泉社MOE創作絵本グランプリの両方の審査員を務められている絵本作家はたこうしろうさん。
日本で初めて「絵本の文章作家」を名乗り、絵本を論理的に解説できる稀有な方、風木一人さん。
随時、最適と思われる絵本の編集者をお招きしています。
これまでの講師
飯野和好さん(絵本作家)、岩田明子さん(絵本作家)、松田素子さん(フリー絵本編集者)、五十嵐千恵子さん(フリー絵本編集者)、澤田精一さん(元福音館書店 編集)、木村真さん(学研プラス 編集長)、大河平将朗さん(金の星社 副編集長)、位頭久美子さん(白泉社MOE編集部プロデューサー)、宮川勉さん(小学館 編集室長)、當田マスミさん(大日本図書 編集長)。
2020年6月22日より平日の朝8時45分から「毎朝10分 Zoomで絵本講座」を開始し、通算500回開催する。
2023年3月より、毎週木曜日の午前10時から30分、「えほんみち絵本作家養成講座」の説明会を兼ねた少人数生のオンラインサロンを開催し、講師や卒業生が参加する新人絵本作家のための交流の場を設けています。