絵本とは?

絵本の定義は?
と聞かれると意外と難しいものです。

偉大なる絵本作家の長新太さんは、
「子どもの本には『童話』と『絵童話』と「絵本」の3種類がある」
と言っておられます。

「童話」とは比較的長いお話にさし絵が入っているものです。
「絵童話」とは紙面において絵の占める割合は多いのですが、文章も長く絵が文章の説明をしてしまっているようなものだと思います。

では、絵本とは何でしょうか?

本当の絵本とは、24ページから36ページ位までのもの。
絵と文章が見開きごとにまとまっているもの。
何より、
「絵で表現していることは文章で書かない」
「文章で書いていることは絵で描かない」
「無駄を省いた絵と文がお互いを支えあい高めあって表現されたもの」
を指すのだと思います。

そういう視点で現在流通している絵本を見渡してみると、本当の絵本はまだまだ少ないように思います。

翻訳絵本の文章は総じて長めです。
さし絵の童話からの流れを色濃く感じます。
ですから翻訳絵本をお手本のように考えていると、本当の絵本の魅力にはなかなか辿り着けないように思います。

日本には、鳥獣戯画から奈良絵本そして漫画やアニメにいたるまで、優れた「絵を読む文化」があります。
日本は世界最古の絵本の国であり、世界一の絵本先進国だと思っています。

世界最先端にある日本の絵本達をきちんと読みたいと思います。